新緑のジン・トニック |
カクテルなんて知らなかった僕も学生のころ渋谷でバーテンダーを経験させてもらったこともあり、大好きになりました。何しに大学までいったんだ?と親父に怒られそうですが。カクテルにまつわる短編のストーリーをまとめた形の文庫本「紐育のドライ・マティーニ」(オキ・シロー作)は、20代と若かった僕の好奇心に拍車をかけました。紐育なんて読めました?ニューヨークなんです。その本でのジン・トニックの話は、新緑の季節にテニスクラブでの試合前に幸運を呼ぶ飲み物として筆者がいつも飲むというジンクスをおしゃれなエピソードとヘミングウェイの本の内容なんかも引用して書かれています。
そういうことには、とても影響されやすかった若造は新緑の季節になると、そのカクテルを思い出し飲むようになりました。若いころの思い出に浸りたいのか、それともとびきりの幸運が転がり込むのを期待しているのか。額縁におさめられたモンステラ・デリシオーサの鮮やかな緑でも眺めながら、今夜あたりどうですか?新緑のジン・トニック。うぃー!!ゲップ!!←面白いブログがいっぱい!PUSH!!